那覇空港からの運航区間と距離

2016.10.14 岡田定晴
 夏空と金魚(作曲:Amacha)

沖縄 沖縄2  夏休みを沖縄で過ごしました。真夏の砂浜は、裸足で歩くと熱くて痛いほどでした。
美ら海水族館」や「海洋博公園」にも行きました。 「美ら海水族館」は、色鮮やかな熱帯魚やサンゴ、ジンベエザメやイルカのショーなど 海の生き物の魅力的な様子を見ることができます。 巨大な映画のスクリーンのように見える水槽の向こう側に、大きな鮫やエイが泳いでいるのには驚きました。 決して交通の便が良いところではないのに、多くの人で混雑していました。 因みに、生き物が自然に近い環境の中で生活している様子が見られることや、それを見に来る多くの人で混雑することは、過去に私が目にした施設としては北海道の旭山動物園ぐらいです。



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那覇空港からの運行区間と距離 那覇空港 那覇空港ビル内  その帰り、那覇空港で目に留まったのは、「那覇空港からの運航区間と距離」という壁に貼ってあった一枚のパネルでした。 沖縄の地理的な位置は充分に認識しているつもりでしたが、そのパネルの地図と数字を見て驚きました。

 パネルには、国内の都市と海外の都市が分けて書かれていましたが、那覇空港に近い順に並べ替えてみました(数字の単位はKm)。 これを見ると、那覇からみて台北は鹿児島よりも、上海と香港は九州の主要都市よりも、ソウルとマニラは大阪や名古屋よりも近いのです。 東京より近い海外は、台北、上海、香港、ソウル、マニラと5つもあります。

 これまで私は、「シンガポール」が地理的にアジアの中心にあり、交通や金融が発展し、日本はアジアの東の外れに位置して 厳しい状況にあると思ってきました。しかし、このパネルに記されている「距離関係」を重く受け止めて「アジアに近い沖縄」或は 「沖縄はアジアの中心」という見方をした途端に沖縄の未来が明るいものになりました。

「観光」と「ICT(情報通信技術)」産業に力を入れれば、地理的に東アジアの中心にある沖縄は、 経済的に発展する東アジアの中心地になれる可能性があるのだ。そうなれるかどうかは、国や県によるしっかりとした国際的な経営戦略を持って、 それを確実に実行していくのか否かではないかと思いました。

たった一枚の那覇空港からの運航距離を示すパネルですが、私にとっては沖縄の将来の明るさを示す大きな意味を持ったパネルでした。


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