海外に出て感じた情報通信技術の進化~その1~

2017.07.07 岡田定晴
 7月の水平線(作曲:Amacha)

羽田国際空港  前回、『ネットで海外出張を手配して感じた「新しい時代」』というテーマで、「航空機やホテルの手配に関する最新の情報システム」について 書きました。今回は、その後実際に海外を往復して感じた「情報通信技術の進化」について、2回にわたってまとめます。 こんなにもICT(情報通信技術)のお世話になるのかということを実感しました。

 まず、「eチケット」「ホテルの予約確認書」「日程表」など、旅行に必須の書類をクリアファイルに入れて準備します。 次に、「予定の出発便に乗る」「目的地の空港とホテルの間の移動」「帰国後自宅に戻る」ことに関する情報を、 旅行会社から送られてくる情報をもとにインターネットで詳細な情報を収集します。 インターネットが生活の基盤になった時代ですから、必要な情報で得られないものは殆どありません。 むしろ情報があり過ぎて、旅行中にその情報に簡単に接するための工夫と準備が必要になりました。 その準備中に、旅行会社からWiFiのレンタルの紹介があり、急遽申込みをして、クレジットカードで支払いを済ませました。 私は、膨大な情報を以下のように整理しました。



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iCloudのホルダー画面 ○第一に、AppleのiCloud Driveに目的別に5つのホルダーを設け、収集した情報を各ホルダーに分類して保存します。 WiFiが無くても情報が参照できるように、iCloudの情報はすべてダウンロードしておきます。
・羽田空港(自宅から国際線ターミナルまでのYahoo!路線情報、WiFi受取場所、自動化ゲート登録カウンター・自動化ゲート利用希望者登録申請書、航空機チェックイン、羽田空港国際線ターミナルマップ、WiFi返却場所、国際線ターミナルから自宅までのYahoo!路線情報)
・宿泊先(ホテルの地図、ホテル周辺のストリートビュー)
・ビジネスの目的地(近辺の地図、ストリートビュー)
・WiFi(申込内容、受取・返却マップ、取扱説明書)
・その他の情報(出発当日必要になるかもしれない電話番号、日程表、旅行先情報[免税対象範囲・持込制限、禁煙など])


海外旅行関連リンク集 ○第二に、画像としてiCloudには保存しにくい情報をまとめた「海外旅行関連リンク集」をつくり、IDとパスワードを設定します。 つまり、海外からもアクセスできる自分だけのサイトで、必要な情報を提供するサイトに誘導してくれるものを用意します。
リンク先は、
・旅行会社の提供するマイページ
・設定しておいた目的地を一発で表示する地図
・国際線空港ターミナル
・自動化ゲート
・旅行会社のサポートコール
・外務省海外安全HP
・厚生労働省検疫所
・帰国後に利用する「Yahoo!路線情報」
などです。
 これだけ揃えておけば、どこに行っても迷わずに安心して行動できます。 仮に、iPadが故障しても、重要な内容は準備作業をする間に殆ど覚えてしまうので心配は要りません。

 私は長い間、日本の空港は、シンガポール、仁川、香港などには到底及ばないと思ってきましたが、時代は変わったようです。 東京国際空港(羽田)は、英国の航空サービスリサーチ会社「SKYTRAX」が発表した 2017年ベストエアポート The World's Top 10 Airports で2位、 清潔な空港 The World's cleanest Airports で1位、 スタッフのサービスに関する評価 The World's Best Airport Staff Serviceで3位、 と高い評価を受けています。

出発ロビー  京浜急行の羽田国際線ターミナル駅を降りて、そのままホームにある大きなエレベータに乗り、3階で降りると「出発ロビー」に到着します。 案内板で航空会社の受付カウンターの位置を確認します。

 最初に、WiFiのレンタル窓口に行きます。係員はインターネットで申し込んだときに記入した 出発時間と、パスポートや免許証など身分証明書の情報をもとに、レンタルするWiFiのパッケージを 見つけてくれます。iPadにWiFiを接続してチェックが完了、受領します。これで、海外に行っても 日本国内と同じ環境でiPadを使うことができるという安心・安全の確保ができました。

モバイル用コンセント  出発ロビーにある椅子には、AC100Vや、USBの5Vの電源を供給するコンセントが 供えつけられています。この電源を使って、スマホやノートパソコンを使う人を見掛けました。




ここまでの事はまだ序の口。この先、まだまだICT(情報通信技術)のお世話になります。(~その2~ へ続く)


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