
プエルトバジャルタを訪れました。
プエルトバジャルタは、1964年に撮影されたジョンヒューストンの映画「イグアナの夜」で、一気に観光地に踊り出たそうです。
この街を訪れる観光客は年間約370万人。プエルトバジャルタの緯度はハワイと同じくらい。その中心にはメキシコで最も美しいとされる
長さ42kmのバンデラスビーチがあります。毎年冬にアメリカとカナダから人々がこの地を訪れ、メキシコで最も人気のある避寒地だそうです。

早朝にグアダラハラで立ち寄ったガソリンスタンドの従業員は、パンと飲み物を口にしながら働いていました。
日本ではありえない光景ですが、自由に行動できることが羨ましく思われました。
グアダラハラから西北西のコンボステラへ、そこから南西方向のサユリタをめざし、サユリタから南東へ
向かい、プエルトバジャルタへ到着しました。332Km、約5時間の道のりでした。初めての道でも、
迷わずに来れたのは、スマホのカーナビアプリのおかげです。メキシコを走っていても、日本語で
「300m先右出口です」とか「右レーンを走行してください」などと案内されます。
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プエルトバジャルタは、グアダラハラのちょうど西に位置し、緯度20.6度です。同じ緯度にある国は、
ベトナム・タイ・ミャンマー・ラオスなどです。グアダラハラは標高1566mで乾燥していて、
太陽の下では暑いのですが、蒸し暑さはありません。一方、海に面したプエルトバジャルタは、東南アジアの夏と同じです。

海外旅行をすれば、必ずと言っていいほど日本人や中国人の団体に会うものですが、グアダラハラやプエルトバジャルタでは
会うことはありませんでした。東洋人は、私たちだけです。ホテルのフロントや、レストランの従業員は、私たちが
日本人だとわかると、「黒澤明を知っているか」「7人のサムライは知っているか」「ラストサムライを知っているか」と
聞いてきます。日本はサムライの国なのでしょう。東洋人は珍しいのでしょうか。皆、親切です。特に子供には親切です。
プールサイドのイベントで、司会者が参加者に対してどこから来たのかを訊いていましたが、カリフォルニアからという
人が多くいました。

昼間の海岸の日差しは真上から強く照りつけ、波は高かったのですが、海の見える場所にたくさんのプールがあり、
多くの人がここでのびのびと泳いでいました。でも、日本のような混雑はなく、レストランの食事も、
プールサイドのドリンクサービスも、十分に味わうことができます。レストラン横の岩場に、イグアナを見ることができました。

世界中どこのホテルへ行っても、無料WiFiがあります。ノートパソコンで渋谷のオフィスと同じ環境が確保できましたが、
セキュリティ確保のため、ニュースを見るなど参照機能を使うだけに止めました。