Google ドライブ
2017.11.22 岡田定晴
枯葉(作曲:Amacha) |
『Googleドライブ』は、無料で15GBまでの各種データファイルの
オンラインストレージとして使え、どこからでもアクセスでき、
仲間同士でファイルを共有したり共同で編集することができます。
私が初めて『Googleドライブ』に接したのは2010年の夏でしたから、
もう7年も昔のことになりました。
このとき、クラウドに情報を置くことの便利さを実感しました。
・作業する場所に制約がない。インターネットに繋がればどこに居ても良い。
(情報がパソコンではなくクラウドに保存されるので、どこに居ても、
IDとパスワードを入れれば、情報を読み出すことができる。)
・離れた場所で仕事をする人同士の情報共有が可能になる。
・メールに添付できない大きな容量の写真や動画ファイルを共有できる。
・一つのドキュメントに、複数の人が同時にアクセスし、共同作業ができる。
・パソコンのハードディスクにある大切なデータのバックアップ手段として使える。
今では他のクラウド事業者も提供する当たり前のサービスになりましたが、 当時は新鮮な魅力を感じたものです。
また、当時、Googleでドメインを確保すれば、メールアカウントの発行が
確か10か20だったか正確には覚えていませんが、ある限定された使用範囲内で
無料でGoogleのクラウドサービスを使うことが出来ました。私は、個人でドメインを確保し、
メールやドライブやサイトやカレンダーなど、クラウドサービスのさまざまな機能を試していました。
必要なコストは、年一回、ドメインを維持するために10ドル程度を支払っただけでした。
小さな会社なら、情報システムにお金をかけなくても良いのではないかと感じました。
Googleのこうしたサービスに対して、新しい時代が来たと思ったものです。
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しかし当時は、クラウドに情報を預けることに対する不安や、クラウドの信頼性に対する疑念などから、 多くの企業が、業務でGoogleのサービスを利用することを禁止していたようです。 今でもそうかもしれません。私も、会社の業務でGoogleドライブを使うことができれば、 どんなに便利になるかがわかってはいても、周囲の人の持つ不安や疑念を払拭する説得材料に乏しく、 また仮に自社の了解が得られても、他社からアクセスするメンバーの会社が認めてくれないなど、 様々な事情から使うことができませんでした。
でも当時、一部の先進的な企業は、全面的にGoogleの有料サービスを採用し、そのことを公言していました。 素早く決断できた企業は、いち早く新しいワークスタイルを築くことができ、多くの恩恵を受けたものと思います。 また、システムの開発や維持運用にかかるコストを抑えることができと思われます。
数年前から、ほぼ同様なサービスを展開するクラウド事業が浸透し始めたことや、 Backlogのようなプロジェクト管理ツールや、SurveyMonkeyやQuestantのような アンケートシステムが普及するなど、多くの実績により、かつてのようなクラウド に対する不安や疑念はいつの間にか消えていったように思われます。 私自身も、結婚式の祝辞を書いたペーパーを電車に置き忘れ、クラウドに残した自分の声があることを思い出し、 披露宴の直前に復元して『クラウドに救われた。クラウドの信頼性に不安を持つ人も多いが、少なくとも、 自分で持ち運ぶよりクラウドに預けることのほうがはるかに信頼できる。』と思い、 クラウドサービスを一層信頼するようになった経験があります。
会社を離れ、自分の判断で行動できるようになってから、クラウドの恩恵を十分に受けるようになりました。 特に、Googleドライブは、作業や保管のためのストレージとして、また遠くに離れて住んでいる仲間と密接に 連絡を取りあったり、共同で作業を進めるツールとして欠くことのできないものになっています。
『特定のOS上で動作するネイティブアプリで作成されたデータファイル』は、自分も同じアプリを 使っていなければ読むことができません。このようなファイルをメールで受け取ると、大変に困ることになります。 Googleドライブを使い始めたころ、Officeライクなワープロや表計算やプレゼンテーションのソフトを、 わずらわしいと思ったものですが、これがウェブ上の標準ソフトであると思えば非常に有難いものになります。 つまり、ウェブ上の標準ソフトを介して、多くの人が情報を共有することができます。 インターネットがこれほどまでに生活のインフラとなり、情報の交換や共有が必要になった時代には、 ウェブで扱う情報の標準化が必要で、やがてこのことを多くの人々が理解して行動する時代になるであろうと思います。 無料のクラウドストレージのサービスを提供していた企業の何社かは、サービスを停止しましたが、Googleは 長期間にわたり安定的にサービスを継続しています。初期のころから一貫して、『時代を先読みした戦略を 持っているのではないか』、あるいは『時代を創っているのではないか』と感じるのです。
このとき、クラウドに情報を置くことの便利さを実感しました。
・作業する場所に制約がない。インターネットに繋がればどこに居ても良い。
(情報がパソコンではなくクラウドに保存されるので、どこに居ても、
IDとパスワードを入れれば、情報を読み出すことができる。)
・離れた場所で仕事をする人同士の情報共有が可能になる。
・メールに添付できない大きな容量の写真や動画ファイルを共有できる。
・一つのドキュメントに、複数の人が同時にアクセスし、共同作業ができる。
・パソコンのハードディスクにある大切なデータのバックアップ手段として使える。
今では他のクラウド事業者も提供する当たり前のサービスになりましたが、 当時は新鮮な魅力を感じたものです。

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しかし当時は、クラウドに情報を預けることに対する不安や、クラウドの信頼性に対する疑念などから、 多くの企業が、業務でGoogleのサービスを利用することを禁止していたようです。 今でもそうかもしれません。私も、会社の業務でGoogleドライブを使うことができれば、 どんなに便利になるかがわかってはいても、周囲の人の持つ不安や疑念を払拭する説得材料に乏しく、 また仮に自社の了解が得られても、他社からアクセスするメンバーの会社が認めてくれないなど、 様々な事情から使うことができませんでした。
でも当時、一部の先進的な企業は、全面的にGoogleの有料サービスを採用し、そのことを公言していました。 素早く決断できた企業は、いち早く新しいワークスタイルを築くことができ、多くの恩恵を受けたものと思います。 また、システムの開発や維持運用にかかるコストを抑えることができと思われます。
数年前から、ほぼ同様なサービスを展開するクラウド事業が浸透し始めたことや、 Backlogのようなプロジェクト管理ツールや、SurveyMonkeyやQuestantのような アンケートシステムが普及するなど、多くの実績により、かつてのようなクラウド に対する不安や疑念はいつの間にか消えていったように思われます。 私自身も、結婚式の祝辞を書いたペーパーを電車に置き忘れ、クラウドに残した自分の声があることを思い出し、 披露宴の直前に復元して『クラウドに救われた。クラウドの信頼性に不安を持つ人も多いが、少なくとも、 自分で持ち運ぶよりクラウドに預けることのほうがはるかに信頼できる。』と思い、 クラウドサービスを一層信頼するようになった経験があります。
会社を離れ、自分の判断で行動できるようになってから、クラウドの恩恵を十分に受けるようになりました。 特に、Googleドライブは、作業や保管のためのストレージとして、また遠くに離れて住んでいる仲間と密接に 連絡を取りあったり、共同で作業を進めるツールとして欠くことのできないものになっています。
『特定のOS上で動作するネイティブアプリで作成されたデータファイル』は、自分も同じアプリを 使っていなければ読むことができません。このようなファイルをメールで受け取ると、大変に困ることになります。 Googleドライブを使い始めたころ、Officeライクなワープロや表計算やプレゼンテーションのソフトを、 わずらわしいと思ったものですが、これがウェブ上の標準ソフトであると思えば非常に有難いものになります。 つまり、ウェブ上の標準ソフトを介して、多くの人が情報を共有することができます。 インターネットがこれほどまでに生活のインフラとなり、情報の交換や共有が必要になった時代には、 ウェブで扱う情報の標準化が必要で、やがてこのことを多くの人々が理解して行動する時代になるであろうと思います。 無料のクラウドストレージのサービスを提供していた企業の何社かは、サービスを停止しましたが、Googleは 長期間にわたり安定的にサービスを継続しています。初期のころから一貫して、『時代を先読みした戦略を 持っているのではないか』、あるいは『時代を創っているのではないか』と感じるのです。