おさいふPonta
2018.02.20 岡田定晴
冷たい涙(作曲:Amacha) |

今は、健康に関する情報番組もよく見るようになり、良いと思ったことは実行に移すことが出来るようになりました。人間ドックや定期健診の 結果も踏まえて、昼の食事の内容が固まってきました。コンビニで買う昼食は、例えば、さばの塩焼き、冷奴セット、ガセリ菌SP株(ヨーグルト)、 天然紅鮭のおにぎりのようなものです。これで643円、黒烏龍茶156円を加えても約799円です。もちろん、不足するものは、 自宅でとる朝食と夕食で補います。
さて、頻繁にコンビニで買い物をするようになると、お釣りとして受け取る少額のお金が貯まります。 10円硬貨は自動販売機で使うことはありますが、1円硬貨や5円硬貨は使い道も少なく持ち運びに不便です。 そこで、1円玉や5円玉は、つい机の中に入れたままになり、封筒に詰めると重い大きな塊になっています。 そして、半年に一回くらいは、そのずっしりと重い大きな塊を鞄の中に入れて、自宅に持ち帰ることになります。 ですから、こうした小銭が何とかならないものかと普段から思っていました。
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一方、いつも買い物をするコンビニの店員から、会計をするたびにカードをつくるよう、一年以上も熱心に働きかけられました。 でも、私は頑なに拒否し続けてきました。 その理由は、①カードが増えすぎて必要な時に必要なカードを提示できずポイントや書籍の購入履歴の記録などの恩恵に与れないことが多いこと、 ②別のコンビニで作ったカードが、毎日しつこくメールを送ってきて(ガラケーで操作が面倒なので)簡単に拒否できないこと、 ③ポイントを貯めて使うこと以外にメリットを感じないこと、④どこでどんな買い物をしているのかという情報がどこかに蓄積されて利用されていること、 などから、自分にはあまりメリットが無いと考えていたからです。 ほんとうに長い間拒否し続けてきましたが、1183円の買い物をした時、『これでポイントが10円だから大きいよ』と勧められて、 渋々ながら登録することにしました。



会員情報は、①Webサイトで登録、②店内の端末で登録、③電話で登録の3つの方法がありますが、 残高・取引明細の確認をしたり、クレジットカードからチャージをしたり、登録情報を変更するためには、Webサイトで 登録をする必要があります。私は既に、店内の端末で登録を済ませ現金のチャージもしています。再度Webサイトから登録できるのか心配でしたが、 手順に従って操作すると、店内の端末で登録した情報が表示されました。カタカナで登録されていた姓名を漢字にしたり、 ログインIDやパスワードを確認して登録が完了しました。早速、マイページにログインするとチャージ残高、ポイント残高や 『残高・取引明細照会画面』を確認することが出来ました。まるでネット銀行のオンライン取引画面を見ているようです。
この『おさいふPontaカード』は、単に『ポイントが貰える・使える』だけではなく、財布の代わりに使え、 銀行のオンライン取引のように『残高・取引明細照会』ができることがとても便利であると感じました。 ①クレジットカードではないのでカードを持つのに審査が無くすぐに使える、②チャージはローソンのレジやクレジットカードからできる、 ③JCBマークの店舗やネットショッピングで使える、などとても便利です。 私自身は、ポイントの還元についてはあまり気にしていませんが、キャンペーンをうまく利用するとメリットも大きいと、Webサイトを見て感じました。 また、クレジットカードやデビットカードのように、預金口座にリンクしていないという安心感もあります。
こうした情報システムを構築し運営するには膨大なコストがかかるものと想像されますが、それなりのメリットが見込まれるのでしょう。 カードの利用者からみると、このカードが現金と同じようにどこでも利用できれば、現金を持つ必要が無くなり、とても便利でしょうが、 まだ限られた範囲でしか利用できません。従って、このカードを持つと、カードが使える加盟店に行く頻度が増えるのかもしれません。
このカードを使ってみて感じたことは、将来、現金を持たずに生活できる日が来るのだろうということでした。 既にSuicaやPasmoなど交通系のICカードは、カード自体に現金をチャージし、運賃や自動販売機・コピー機などの支払いで 使っています。おさいふPontaは、チャージやポイントの情報が”情報システム側”に保存され、国内の加盟店で流通するものです。 世の中は、徐々に現金を持ち運ばなくても生活できるようになっていくのではないか、そのような環境が整えられていく のではないかと感じました。このカードでただ一つ『チャージ残高の有効期限が、最後にチャージまたは支払いをした日から2年間であること。』 が気になりました。