メキシコ国内便でカンクンへ
2018.04.02 岡田定晴
セピア色の渚(作曲:Amacha) |
このブログは、メキシコから発信しています。
朝4時30分のグアダラハラ空港は、とても賑やかで多くの人々が行き交っています。
日本の空港も、朝は早いと思っていましたが、それとは比較にはなりません。
自動チェックイン機はありましたが、人数が多いことや預入荷物があることから、
航空会社(AEROMEXICO)のチェックインカウンターで手続きを行うことにしました。
国内便であっても、身分証明書(パスポート)のチェックがあります。
eチケットとパスポートを渡して、航空券の発行と、手荷物の処理をして貰いました。
名前、住所、国、電話番号またはメールアドレスなどを記入するタグを事前に渡され、
それに記入して自分で預入荷物に付けます。それに、システムが発行するバーコードのタグが
荷物に取り付けられてベルトコンベアに送られます。
AEROMEXICOの手荷物検査場に向かい、入り口でパスポートと搭乗券を見せてから
検査場に入り、かごの中にノートパソコン、iPad、スマホ、デジタルカメラなど全ての電子機器を
入れ、ベルトや鍵や金属のボタンやファスナーを含む上着などもかごに入れてから、自分は歩いてゲートを
くぐります。無事通過して、大きな待合室へ。小さな色のついたビーズ玉を敷き詰めた鹿の像が目に入りました。
トラケパケで土産物として売られていたのを思い出しました。とても綺麗で精巧にできていました。
この土地の特産品なのでしょう。
早く手続きを終えたため、搭乗ゲートがまだ表示されていません。
十分な時間がありましたので、朝食がとれるカフェで一休み。途中スターバックスの前を通りましたが、
ここだけ長い行列ができて混雑していました。朝6時を過ぎると、搭乗するための待合室の名称が表示され、そちらに向かいます。
フライトの案内を見ると、「07:13発 AMX 447便 搭乗6:38」の便が2つありました。ゲートはどちらもA7で、行き先はHABANAとCANCUNです。
CANCUNとキューバの首都HABANAの距離は近く、約1時間のフライトのようです。Google地図を引用します。ほんとうに目と鼻の先に
位置していることがわかります。同じ便で、CANCUNを経由してHABANAへ向かう飛行機に乗るのだということがわかりました。
不思議な感覚です。日本でいえば、沖縄経由上海行きの飛行機に国内線のターミナルから搭乗するということになります。
HABANA行に搭乗する人は、出国手続きを行ってから、国内線と同じ搭乗口に来ているのでしょう。
近くで日本語で話している親子が居ました。父親がメキシコに単身赴任していて、親子連れの家族が父親に会いに来たのでした。
団体ツアー客を見かけることはありませんでした。
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A7ゲートを出ると、バスは無く、歩いて飛行機へ向かいました。こんな経験は初めてです。
タラップを上り、座席に着席します。機内サービスは、8歳になる孫がスペイン語の通訳をしてくれたので、問題なく受けることができました。
離陸してから約2時間20分、自分の時計で9時35分ころCANCUNに着陸しました。CANCUNは、グアダラハラより1時間進んでおり、時差を修正して
10時35分に到着となりました。
飛行機を降り、タラップ下のバスに乗ります。かなり長い時間バスに乗り、
預入荷物の受け取り口に到着しました。荷物を受け取り、出口へ向かって進みます。
出口へ向かう人を、客引きのように呼び止める人が多くいましたが、
それを振り切って建物の外へ出ました。顧客リストらしきものを首からかけて、チェックしている人が
居て、その人にホテルと宿泊者の名前を伝えると、送迎の車を待つ場所まで案内されました。
待っていると、USA TOURS & TRANSFERS MEXICOという会社の車が来て、USドルで$40くらいで
ホテルまで送ってくれました。カンクンはアメリカや海外からの旅行客が多いのか、USドルが使える店などもあります。
途中、車の右手、カリブ海側には、大規模なホテルが次々に現れます。
ホテルに到着し、チェックインの手続きをして、右手にピンクのリボン(子供は黄色)を付けてもらい、
カードキーを受け取って部屋に入ります。ホテルに滞在する間(チェックインからチェックアウトの間)の
食事やプールサイドでの飲み物、ルームサービスを含めた料金を先払いし、その都度会計する必要がない「オールインクルシブ」
なので、宿泊者であることを示すリボンが手首に付けられるのです。
ベランダから見る風景は、まるで絵葉書のようです。プールと椰子、藁ぶき屋根のような丸い建物、
その向こうにコバルト色の海と白い波、真上から照り付ける太陽、ついにカリブ海の楽園に来たという思いがしました。
海に出ると風が強く、波は高く次々に押し寄せます。潮風に吹かれると、眼鏡が曇り、白い粒が残ります。
砂浜はどこまでも続き、遠くまでホテルの建物が見える風景はとても綺麗でした。
昨年夏訪れたプエルトバジャルタは、日本人が珍しいのか、「黒澤明監督を知っているか?」とか「七人の侍を知っているか?」と
随分聞かれましたが、カンクンでは日本人であることに興味を示されることはありませんでした。ホテルの中の印刷物に
日本語表記があったりします。
さて、部屋に戻りノートパソコン、iPad、スマホ、カメラなど電子機器を取り出しました。
WiFiがあり、INTERNET ACCESS CODE が通知されていますから、ノートパソコンやiPadから
インターネットに接続することは容易です。しかし、、INTERNET ACCESS CODEは、誰でも知ることが
できるうえ、セキュリティ保護がないため、サイトを閲覧すること以外のインターネット利用はリスクがあります。
つまり、IDやパスワードを使うメールやクラウド、サーバーへのアクセスは使用することを止めました。
さて、部屋のコンセントを見ると、「ICT(情報通信技術)の今」がよく見えます。
左にスマホやタブレット向けのUSB電源が2つあります。スマホとiPadを接続しました。
続いて、ACコンセントが2つあります。
メキシコは、日本と同じAタイプのコンセントですが、どんな電源プラグにも合うUNIVERSALな
構造になっていました。ただし電圧は110Vで、機器側で110-240Vの電圧/50-60Hzの周波数の差に
適応することを想定しているものと思われます。ここには、ノートパソコンと、カメラの電池の充電器を
つなぎました。
ACコンセントの右側には、可変抵抗器のつまみがあります。右に回すと、その真上にある天井の照明が
明るくなります。少し離れて、右側にHDMIとLAN端子があります。これは、テレビの外部端子のようです。
世界中から訪れる観光客が持っている電子機器が、不便を感じることなく使えるように、充分に配慮されている ことを感じました。





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世界中から訪れる観光客が持っている電子機器が、不便を感じることなく使えるように、充分に配慮されている ことを感じました。