QRコードの利用でパソコンより便利になるスマホ
2019.06.26 岡田定晴
深緑の中で(作曲:Amacha) |

その理由は、スマホが普及して、誰もが常に手許にQRコードリーダーを持っている状況で、 それが企業のQRコードの利用を後押ししているからだと思われます。
デスクトップパソコンは持ち歩けないし、ノートパソコンやタブレットは持ち運べますが大きく、 QRコードリーダーとしては極めて使いづらく実用的ではありません。 QRコードによって、スマホがパソコンよりも役に立つ便利な情報機器になったことを実感した例をまとめました。

新聞とウェブサイトをセットで楽しむという新しい購読スタイルを具体化し、 Web限定のコラムや連載小説、動画なども楽しむことが出来ます。このため、新聞紙面でQRコードを頻繁に目にするようになりました。 新聞紙面からスマホに目を移して情報を得ることも多くなり、メディアの特性に応じた最適な情報に接することが出来ます。

料理のレシピほか放送番組の内容を補完する情報、ニュース情報の提供依頼、 生放送番組への投稿案内など、放送をより充実させるための情報をQRコードを利用して視聴者に届けるものす。


初めてQRコードを使ってスマホで投票しましたが、ウェブサイトを使うより簡単でした。というのは、ウェブサイトを利用する際には、 URLを打ち込んで議決権行使ウェブサイトを表示し、議決権行使コードを入れてログインし、パスワードを設定した後に投票するのですが、 QRコードを利用してスマホで投票するときは、すぐに投票が可能になるのです。
つまり、URLや議決権行使コードは、QRコードの中に埋め込まれていて、その情報を打ち込む操作が省略できるのです。 QRコードでサイトに入ると、株主番号や姓名が表示されます。

今年で24回目となる人間ドックの案内が届きました。スマホでQRコードを読み取ると、人間ドックのホームページが 表示されます。
「人間ドック予約」ページを選択すると「予約状況一覧」が表示されるので、それを見て日時を決め、 そのままホームページから、あるいは電話で予約します。
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ただ、立候補者はモバイルフレンドリーなサイトで自分の政策を訴えること、 有権者は立候補者の政策を理解して判断しようという意識があまりないのか、 QRコードの利用は未だかなり少なく、今の時代に乗り遅れているような印象を受けました。

その店にある端末で番号札を発行して待つことになりました。番号札にあるQRコードをスマホで読み取ると、 現在の混雑状況が表示されました。216番を呼び出しているので、あと4番目に呼ばれることが分かります。 画面を更新すれば、最新情報が得られるので、店を離れて買い物や散歩もできます。


自宅で何時間もコンピュータに向かって予約ができないと悩むより、遥かに早く解決できました。


最後に、私の年賀状です。
情報通信技術が発展した今の時代に、より臨場感のある年賀状を送ろうと思って、 QRコードを利用して旅行先の風景と音を再生できるようにしました。
QRコードはスマホの利用を想定していますが、今でもガラケーを使っていたり、 スマホにQRコードリーダーをインストールしていない人のために、QRコードの下にURLを書き込みました。
このように、QRコードは日常生活に入り込んでその一部になっています。 「今でもガラケーを使っている」人は、それぞれにそれなりの事情があると思います。 しかし、仮にモバイル環境にあるタブレットパソコンを持っていても、 QRコードリーダーとしては非常に使いづらいものです。
QRコードが日常生活の一部になった時代は、スマホや iPod touch が活躍する時代になりました。