国内線航空機内の無料Wi-Fiサービス

2019.07.15 岡田定晴
 八月の青い空(作曲:Amacha)

国内線航空機内の無料Wi-Fiサービス
座席前面のテレビ画面が無い
 前回、国内線の航空機に乗ったのは、今から4年前(2015年9月)でした。 この時には有りませんでしたが、今回は航空機の客席から「無料Wi-Fiサービス」を受けることができました。

座席に座った時に、いつも目の前にあるテレビ画面が有りません。「無料Wi-Fiサービス」は、従来の機内コンテンツを、 乗客のスマホを通して視聴して貰うための手段として提供されているのだと気付きました。
しかし、この「無料Wi-Fiサービス」を受けるには、航空機に乗る前に、アプリをダウンロードしておく必要があり、 その対応が出来ていなかった私は、往路でこのサービスを利用することが出来ませんでした。

復路で利用しましたが、機内コンテンツ以外に、通信衛星を介して一般のウェブサイトに接続できること、それが無料であることがわかり、 時代の流れの速さにショックを受けました。

アプリ
 往路の機内で「無料Wi-Fiサービス」を受けられなかった私は、復路では必ず利用しようと、宿泊先のホテルで アプリをダウンロードしました。それにしても、”eチケット控”にアプリのダウンロードについて紹介するなど、 搭乗前に乗客に知らせてくれれば良かったのにと思いました。また、スマホやタブレットを使ってない人には、 従来の機内サービスが受けられなくなるという厳しい時代に入ったとも感じました。

Wi-Fi接続とアプリの起動・機内サービスへ
 航空機に搭乗して、早速、Wi-Fiに接続しました。その際、スマホから電波を発信しないように「機内モード」を選択した後に、 Wi-Fi画面に切り替えて目的のネットワークを選択します。これでWiFiにはつながりました。

続いて事前にダウンロードしておいたアプリを起動し、「ログインせずに使う」を選択し、数多くのメニューの中から 「国内線 機内WiFi」を選択します。

WiFiサービスの画面が表示され、その画面にある「接続」ボタンを押します。 これで「機内WiFiサービス」のホームページに接続できました。



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機内アナウンス中・TV・ビデオ・オーディオ・e-books
フライトマップ
 機内WiFiサービスには、

リアルタイムのテレビ番組、

人気ドラマやアニメなどのビデオプログラム、

オーディオプログラム、

e-books、
フライトマップ、
機内ショップ、
インターネット接続
などがあります。

 コンテンツを視聴している時でも、機内アナウンスがあればそちらが優先されます。







 フライトマップでは、地図上に示されたポイントの観光案内なども表示することができます。

(参考:航空機内の巨大オンデマンドシステム)

下記の画面遷移先からブログ本文に戻るときは、ご使用中のブラウザの「 ← 」等、「戻る」の機能をクリックして下さい。
航空機内の巨大オンデマンドシステム



インターネットへの接続
 機内WiFiサービスのメニューで「インターネット」を選択し、表示される「サービスの条件」を読み、 インターネットに接続します。サイトへの接続は普段のスマホの操作と同じで、接続したいサイトのアイコンをクリックして接続します。




インターネットコンテンツ
 無事つながることを祈りながら、NHK NEWS WEB のアイコンをクリックしました。期待どおり NEWS WEBのTOPページが開き、 初めて航空機の中でウェブサイトを閲覧しました。

続いて、Shibuya Webcastingに接続してブログを表示しました。これで、メキシコのカンクンからも、航空機の中からも アクセスできました。

さらに続いて、羽田からの天気が気になったので、高解像度降水ナウキャストを表示しました。

下記の画面遷移先からブログ本文に戻るときは、ご使用中のブラウザの「 ← 」等、「戻る」の機能をクリックして下さい。
メキシコ カンクンで見るテレビ
高解像度降水ナウキャスト


Wi-Fiサービス利用明細書
 「無料Wi-Fiサービス」を利用するにあたって登録したメールアドレスに、「Wi-Fiサービス ご利用明細書」が届いていました。 まさか料金が請求されているのでは?とハラハラしながら開いてみると、 「ご利用明細」の内容が「¥0」となっているのを見て、ホッとしました。 何しろ、2017年8月に搭乗した国際線のインターネット接続料金の案内は、 「30分(15MBまで)4.95ドル、1時間(30MBまで)8.95ドル、離陸の5分後から着陸の5分前(100MB)まで19.95ドル」 となっていたからです。



 「国内線航空機内の無料Wi-Fiサービス」は、従来の機内コンテンツを、座席前のディスプレイではなく、 乗客のスマホを通して視聴して貰うための手段として提供されているものだと思いました。 これにより、航空機側の設備コストを低く抑えることができるでしょう。 ディスプレイ、配線、リモコン、運用開始後の修理や設備保守などのコストは大きい筈です。 ただ、スマホやタブレットを使ってない人には、従来の機内サービスが受けられなくなるという厳しい時代に入ったとも感じました。

 また、航空機からのインターネット接続は、ビジネス利用ならともかく、そうでない人が利用できるほど安価ではないと 思っていました。しかし遂に無料サービスになりました。航空機に乗っている時までインターネットを利用するのは、 忙しいビジネスパーソンだと思っていましたが、誰でもいつも見ているニュースサイトを見たい、行先の天気を知りたいという ニーズが満たされるなら、これほど有難いことはありません。今回は全日空の国内便で経験しましたが、ホームページを見ると 日本航空の国内便でも同様のサービスが紹介されています。



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