iPod touchi以前 ミニノートパソコンの時代

2019.06.01 岡田定晴
 麦畑を駆ける少女(作曲:Amacha)


8.9インチワイドミニノートパソコン 喫茶店で

 iPod touch を使う以前 ※)には、ミニノートパソコンの時代がありました。 ミニノートパソコンを購入した時を、平成20年(2008年)9月6日の日記から振り返ってみます。

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※)ガラケーと iPod touch を使っていた頃


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 平成20年(2008年)9月6日

最近、モバイルパソコンを使って、趣味を楽しんだり仕事に役立てようと思っていました。 いつもは慎重に比較・検討し、時間をかけて結論を出して買うのですが、 今回は店に展示されている4点ほどを比較して、即決で買ってしまいました。

①最初目に入ったのは、キャンペーンで100円のモバイルパソコン、無線通信料は恐らく私の使い方では月に6880円、 最低2年間使うことが条件でした。

②次に見たものは、同じ会社の新製品で54800円、それに無線カードが9980円で通信料が月に6880円で最低2年間使うことが条件、 デザインもよく画面も鮮明、ただしOSはXP。

③その次は、耳慣れないK社の数万円のモバイルパソコン。これは目的別に4種類くらいある。OSはXP。

④最後に見たものは、hpの8.9インチワイドミニノートパソコン。79801円が、キャンペーンで34980円、 eモバイルの無線カードが1円、ただし2年間使用すること。通信料は私の使い方では、月に6880円。OSはVista。


 最後に見たものを即決で買いました。モバイル環境で7.2Mbpsの通信速度でVista、CPUクロックは1.6GHz、メモリ2GB、HDDは160GB、 これを34981円で持ち帰り、自宅でソフトをインストール。電池は2種類あり、持続時間は4.6時間或いは2.3時間。

セットアップ完了

 OSインストールの後、無線カードを入れてEMOBILE HW UTILITYを動作させて接続すると、 インターネットプロバイダーの設定などなしに、インターネットに接続される。 もちろんMixiほかいつも便利に使っているサイトを登録、Microsofut Officeと文書ファイルの互換性のある Open officeをインストールし、G_ho_st、Skype、AdobeReader9などをインストールしました。

通勤電車の中で
新幹線の中で

 喫茶店でも、電車の中でも、新幹線の中でも、充分すぎるモバイル環境が実現しました。
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ミニノートパソコンを購入してから約4か月後に起きた事を、 平成21年(2009年)1月11日と平成21年(2009年)1月26日の日記から振り返ってみます。

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修理完了 到着
修理後HDD取付完了
 平成21年(2009年)1月11日

12月23日(火)の午前中に修理に送ったノートパソコンの修理が完了し、1月10日(土)夕方に受領しました。 自分で復元作業を行い、正常に動作することを確認しました。買ってから3ヶ月あまりで故障し、 20日間も使用できないのは困りますが、メーカーの対応はしっかりしていました。9日(金曜日)の午後修理完了した旨の電話が入り、 翌日の受領が可能かどうか、希望する時間はあるかの確認がありました。また、修理代金は無償保証の範囲内で不要です、と言われました。 宅急便を受領すると、中にクリアファイルがあり4枚の紙が入っていました。 ①修理完了のお知らせ、②作業報告書 兼 納品書(作業者の印入り)、 ③修理報告書【修理依頼内容、診断結果、故障箇所、処置)、処置項目、検査項目、問合せ先】、④交換主要部品機能説明書、です。 これで、しっかりとした対応をしていることが伺えます。気持ちがいいものです。

重要な情報を記録したハードディスクだけは、取り外して自宅の机の引き出しに保管しておいたので、自分で取り付けました。 電源を入れて、正常に立ち上がり、インターネットに接続できることを確認しました。 また以前のように、どこに居てもインターネットに接続し、mixiも簡単にできるようになりました。

故障の症状は、電源スイッチをONにしてもHDDが動作せず、ディスプレイも光らず黒のままコンピュータが全く動作しないというものでした。 原因は、CPUやメモリーほか殆どの部品を装着する基盤(システムボード)の不具合だったそうです。 このシステムボードを交換し、正常動作を確認して修理完了となりました。

それにしても、3万5千円を切る価格で買ったコンピューターの修理、往復の送料や交換部品や修理に要する人件費・・・など、 メーカーとしては損失が出ているのではないでしょうか。製造から一年間は絶対に故障しないコンピュータを作るために、 会社は必死にならざるを得ないでしょう。でも、こうしてより良い製品が生まれてくるのでしょう。
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100円になったノートパソコン
 平成21年(2009年)1月26日

昨年9月にB5サイズのノートパソコンを34800円で買い満足していたのですが、姉に久しぶりに会って自慢したら店に見に行ってみようということになって、 同じノートパソコンを見つけました。なななななな・・・・・なんと、100円になっていました。 通信モジュールを2年間使うことを前提にパソコンの価格を値引きするというのは5か月前も同じですが、34800円だったものが100円になってしまったというのはショックでした。
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 あれから10年経過した今、誰もが手のひらに載るスマホを持ち、 当時のミニノートパソコンよりも遥かに使い勝手の良い環境で情報通信技術の恩恵を受けています。 スマホしか知らない世代は、何の有難さも感じないと思いますが、 技術がまだまだ未熟な段階から苦労してモバイル環境を手に入れてきた私は、スマホで如何に生活が変わったかを実感しています。 ただ、新しいものを積極的に取り入れようとするのか否かによって、個人個人の間の情報格差が大きくなっていくのを感じます。



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