ガラケーと iPod touch を使っていた頃 ~その2~

2019.06.07 岡田定晴
 6月の森(作曲:Amacha)


GPSのアプリ
 私は、今から9年前、平成22年(2010年)の3月末頃から、モバイルでWiFiが使える環境を構築し、 iPod touchを使っていました。日本の電話回線網に繋がる電話機能はありませんが、インターネットにつながるモバイル端末として、今のスマホ同様に活用していました。 当時の日記をもとに、iPod touch をどのような気持ちでどう使っていたのか、またモバイル環境やiPad、ガラケーなど当時を振り返ってみます。

下記の画面遷移先からブログ本文に戻るときは、ご使用中のブラウザの「 ← 」等、「戻る」の機能をクリックして下さい。
ガラケーと iPod touch を使っていた頃


 平成22年(2010年)4月4日
土曜日(3日)は、国際展示場駅近くで開かれたセミナーに出席しました。 ipod touch を手のひらに、インターネットに接続した通信モジュール【WiFi(無線LAN)+e-mobile】をバックに入れます。 ipod touch は、電源を入れてから、メールやHPやアプリを表示するまでの時間が、パソコンと比べてはるかに短く、 表示部が小さくてもスムーズに拡大でき、動作が軽快で極めて優れた操作性を持っています。 冒頭の写真は、GPSのアプリを表示しています。電車の移動とともに、現在位置を示す青い丸が移動していきます。

シンガポール
 平成22年(2010年)4月14日
シンガポールに短期滞在しました。成田とチャンギ空港の間は、6~7時間です。 小さくともきちんとした国家戦略を持ち、良い意味で統制の利く政治を行ない、一人当たりのGDPで日本を抜き去りました。 世界一と評価の高いチャンギ空港が、アジアのハブ空港として機能しています。入国カードに、「麻薬を持ち込んだら死刑」と書いていありました。 世界中の、優れた人材をシンガポールに招き、経済発展に貢献してもらっているのだそうです。 日本との時差は、1時間です。シンガポールは、位置的には日本と2時間のところにあるのですが、 日本の仕事時間に近づけるため、時差を1時間にしたのだそうです。 これで、日本とのビジネスで時差を気にする必要が無くなります。 経済が発展し治安は良く親日的です。 かつては、”Look East”をスローガンに掲げて、日本を目標にしましたが、しっかりと国家戦略を練り、 世界中を調査し、自分たちの国を築いています。汚職はありません。公務員がおかしなことをしていれば、 首相に直接メールで密告されるのだそうです。 もうひとつ、驚いたのは、IT立国を掲げ旅行者もその恩恵にあずかることができることです。 今回は間に合いませんでしたが、あらかじめシンガポール・テレコムに申請してID・パスワードを貰えば、 街の至る所で無料でWiFiでインターネットに接続できます。無線LANに接続できるパソコンやipod touch で、 日本国内と全く同じインターネット環境が得られます。今回は、ホテルのWiFi環境を無料で使うことができました。

ちょこっとmixi
インターネットラジオ
 平成22年(2010年)5月8日
この前の日曜日は、朝8時過ぎに自宅を出て夕方7時過ぎまで会社で仕事をしました。 電車の中では、もうすっかり iPod touch が手放せなくなりました。 そうです、インターネットにつながる超小型のスーパーコンピュータです。 応答が早く、自宅のパソコンでできることは、何でもでき、それ以上の便利さがあります。
日曜日、帰りの電車の中はガラガラです。 上の写真は、”ちょこっとmixi”というアプリです。機能を絞っていますが、高速でmixiを閲覧できます。 その軽快さにはびっくりします。 下の写真は、インターネットラジオです。本場のアルゼンチンタンゴを聞きました。 インターネットとラジオというのは、ほんとうに相性が良いですね。 これらはほんの一例ですが、このサイズの画面に表示するようにつくられたアプリの見栄えと使い勝手には、ほんとうに感心します。 便利すぎて、机に座ってもデスクトップコンピュータを使わずに、iPod touchを使うことも多くなりました。

怪傑ハリマオ・南十字星の歌
平成22年(2010年)7月31日
23時に会社を出て、電車の中では『怪傑ハリマオ』のうたをYouTubeで聞きました。 夏になると、子供のころテレビで見た『怪傑ハリマオ』を思い出します。 そして、怪傑ハリマオの挿入歌、近藤圭子の『南十字星の唄』もいっしょに楽しみました。

新幹線の中のWiFi
 平成22年(2010年)8月5日
日帰りで大阪に出張しました。14時からの会議なので、随分時間があります。 喫茶店に入って、外を眺めていて、日傘を使う女性のなんと多いことかと感心しました。 会議は盛り上がり、大きな成果となりました。20時まで近くの店で懇親会、そのあと地下鉄で新大阪へ。 愛用しているiPod touchの電源を入れると、車内で使われている無線LAN(Wi-Fi)のなんと多いことか。 東京に戻るビジネスマンが大勢乗っていたのでしょう。確かに、右を見ても左を見ても、パソコンの電源を入れ、 キーボードを叩いているビジネスマンの姿を見ました。家に着いたのは、零時半でした。



広告

 平成22年(2010年)8月22日
少しハードルの高い仕事の目標ができると、やりたいこと(趣味や旅行・家庭サービス)を抑え込んでしまい、 目標に向かって最大限の努力をする・・・損な性格かもしれません。でも、引き受けたからには恥はかきたくないし、 満足してもらい大成功させたい。歳をとったのでハードルの高い目標が、プレッシャーであるとはあまり感じませんが、 この数カ月間、休日出勤することが多くありました。考えてみると、若いころからこうしたことの繰り返しばかり。 『その度に大きく成長している』と、かつての部下から言われました。
やっとiPod本来の使い方をしています。CDをiPodにダウンロードして聴いています。 聴くだけで歌が上手くなるような気がします。

 平成23年(2011年)5月1日
就職で自宅を離れて住むことになった娘に、インターネットがすぐに使えるようにと、Wimax加入の手続きをしてあげました。 自分が使っているe-mobileよりも安く性能もアップしています。私も同じものが欲しくなり、Wimaxの手続きをしました。 1年契約で使い放題で、通信料は月々3880円、モバイルルーターは1円、解約しても5000円程度しかかかりません。 ダウンロードのスピードは2~3倍に、YouTubeの動画が止まることがなくなりました。電池は8時間持ちます。

Wimaxに加入したので、e-mobileを解約しようとしました。2年契約で1年使用した状態でした。 解約料が1万6800円程度になります。店のアドバイスで、解約せずに1400円/月のプランに変更し、 使用しないで一年後に解約することにしました。ほんとうに必要なときには使用できます。 これまでは使い放題で月5880円でした。

もうひとつついでに、携帯電話の機種交換(周波数の関係で使えなくなるため)をしました。 Pantecという韓国製の携帯電話なら無料なので、これに決めました。 携帯でインターネットは使わない、電話もメールもほとんど使用しないなど使用条件を見直して、月に1500円ほど節約することにしました。 帰りの電車の中で、さっそくWimaxの電源を入れ、iPod touchでインターネットを楽しみました。

 平成23年(2011年)6月12日
Appleストアで購入したiPad2が届きました。 iPad2の画面を使い切ったアプリはまだまだ少ないのですが、感動ものです。 iPod touch に1年以上慣れているので、天気予報が無い、為替情報が無い、産経新聞が有料を前提にしている、 SkypeがiPod touch用のサイズしかない、ボイスレコーダーが無い、・・・など気になることもありますが、 いよいよパソコンの要らない時代が来るのではないかと感じました。 とにかくレスポンスが速く、Skypeはインターネット経由の通話は目の前で話しているのと変わらない明瞭度があり遅延も感じさせず、 外付けマイクを接続しなくてもiPad本体のマイクで大丈夫です。iPod touchの画面サイズが小さいことからくる使いにくさを感じることは無く、 電池の消耗も少ないようです。マンマシンインターフェースからくる情報へのアクセスの速さが魅力的です。 1週間で、iPod touch に1年間で入れたアプリに匹敵するほどアプリを登録しました。 次の1週間は、さらに便利に使い込むことになりそうです。

 平成23年(2011年)8月14日
写真は上から、サンモリッツの湖、逆さマッターホルン、メンヒと登山鉄道です。 天気に恵まれて、アルプスの名峰を見てきました。 アルプスの名峰を眺めることの出来る展望台に向かう登山電車や、登山用のロープウェイがあるなんて想像もしていませんでした。 登山電車のために、アイガー北壁の内側にトンネルを掘っていたことに驚きました。 もっと驚いたのは、どこも観光客で溢れ、山頂や辺鄙な場所でも、日本でレンタルしたWi-Fiモバイルルータで、 iPad2がインターネットに繋がったこと、上下水道が完備されていたことです。









今から8~9年前【平成22年(2010年)と平成23年(2011年)】を振り返ってみました。 iPod touchを今のスマホのように使っていたこと、 Huaweiの通信モジュールやWimaxのモバイルルーターなどモバイル環境を持ったこと、 周波数変更のためのガラケーの機種変更(このガラケーを昨年12月中旬まで使うことになった)、 iPad2の購入など、大きな変化のあった時代でした。



TOPへ


 平成の徒然草ICT版    これまでのブログ

 広告




 広告