eお薬手帳
2019.08.28 岡田定晴
夏空と金魚(作曲:Amacha) |

この数年、薬局では必ずお薬手帳の提示を求められ、持っていないときには、数十円のお金を取られるようになりました。 また、健康保険証の提示を求められたり、ジェネリック医薬品を勧められるようにもなりました。

昨日も、薬局の窓口で「お薬手帳はありますか?」と訊かれて、「忘れました」と応えることになりました。 そのとき、レジの脇に置いてあった「eお薬手帳のパンフレット」に気付きました。
お薬手帳を持っていないばかりに、薬剤服用歴管理指導料として、毎回53円のお金を払わされるのは無駄な支出であると思っても、外出の際にお薬手帳を忘れてしまい、仕方ないと諦めるのです。

今思えば、もうかなり以前から、薬局で「eお薬手帳」のパンフレットかポスターを見た覚えはありますが、 ガラケーを使っていたこと、タブレットを持っていても携行品としての持ちにくさから「eお薬手帳」は眼中にありませんでした。
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薬局を出て、昼食のためにレストランに入り、食事を待っているときに、差し掛けになっていた「eお薬手帳」の登録を続けました。 仮パスワードでログインしたのち、パスワードを変更し、TOPページのQRコードのメニューをクリックして保険調剤明細書のQRコードを読み取りました。 3つ印刷されているQRコードを順々に読み込んで薬のデータの登録が完了します。


このほか、使いきれないほど便利な機能が満載されています。
「eお薬手帳のパンフレット」には、その誕生の経緯が書かれていました。 東日本大震災のとき、多くの避難者が服用中だった薬の特定に困難を極めたそうですが、 お薬手帳を持っていた人にはすぐに適切な対応をすることができたのだそうです。 避難時に、誰でも携行するスマホにお薬手帳の情報が入っていれば、万一の時にも安全であるということから誕生したようです。
お薬手帳は、薬の名前や使い方に関する情報を、過去のアレルギーや副作用の経験の有無と併せて経時的に記録するもので、「eお薬手帳」は、紙のお薬手帳と同じように使えます。 また、「e薬Link」に接続している他のお薬手帳サービスで見て貰うことや、別の記録媒体でバックアップすることもできると書かれています。

「犬も歩けば棒に当たる」とは、「でしゃばると思わぬ災難にあう」という戒めだそうですが、 「じっとしていないで、何でもいいからやってみれば思わぬ幸運にあう」ことのたとえとしても使われる言葉のようです。 最近は、『スマホを持って歩けば優良なアプリに出会う』という感じがしますが、スマホを持って歩く人と歩かない人との間で 大きな格差が拡がっているのではないかと感じる今日この頃です。
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