ドスパラ

2019.12.13 岡田定晴
 冬の地平線(作曲:Amacha)

秋葉原 総武線ガード下
 11月2日、自宅のパソコンが故障しました。 性能の高かった東芝製のオールインワンのバックアップとして、 渋谷のオフィスで使っていたLIVAを使って仕事を継続しながら、 どのようなコンピュータを買おうかと少しずつ検討をしていました。

 12月2日、秋葉原の老舗PC専門店である『ドスパラ』に行って、 現物を見て触って店の人に相談して、購入するコンピュータを決めました。

これまでどのようなコンピュータを使ってきたか

・1976.8~ ワンチップマイクロコンピュータ(自作)
自作マイコンCPUボード
 社会人になって2~4年目にかけて自作をしたコンピュータです。 当時、TK-80とかMEK6800D2といったワンボードマイコンが発売されていましたが、 『トランジスタ技術』の広告を見て秋葉原に部品を発注し、自作しました。 ハードもソフトも自分の手の中にあるという感覚と充実感が得られましたが、苦労した割に、 「周囲には理解されない成果」しか得られませんでした。

 CPU :6800(モトローラ)
 メモリ :4KByte(自作)
 周辺装置:テンキー、キーボード、ディスプレイ、
      IBMセレクトリックタイプライター(I/Oを全て自作)
 用 途 :プログラム開発(機械語)

参考
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ICT技術の今と昔 ~その2「1970年代後半」~


・1985.秋頃 ~ PC9801VM2(NEC製)
 40万円を超える高価なPCで、借金をして購入しました。プリンターも20万円を超えました。 自作のマイコンと違い、OSを持ち、ワープロやデータベースやパソコン通信など実用的な作業ができるマシンでした。 フレームバッファーをC言語の関数で画像処理するソフトを開発しました。

 OS  :MS-DOS
 周辺装置:5吋FDD×2、NECカラードットプリンター
 ソフト :ワープロ松、データベース桐、MIFES、ワープロ一太郎、       図形ソフト花子
 用 途 :文書作成、年賀状作成、C言語による画像処理ソフト開発
      パソコン通信

参考
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ICT技術の今と昔 ~その3「1980年代後半」~


・1990.秋頃 ~ PC9801ノート
 3.5吋FDD、ノートPCの時代になって使った愛着のあるパソコン。

 OS  :MS-DOS
 周辺装置:3.5吋FDD×1、NECカラードットプリンター
 ソフト :ワープロ松、データベース桐
 用 途 :データベースによる情報管理、文書作成、年賀状作成
      パソコン通信


・1995.秋頃 ~ DELL OptiPlex X5133
 Windows、インターネット、WordやExcelの時代になり、購入した高機能デスクトップPCで、 大きなブラウン管式の高精細ディスプレイが付属していた。ディスプレイのほうが重量や形状も大きく、 これだけで机を占有してしまいました。ソフトは殆どなく、ブラウザでネットサーフィンをしましたが、 日本語のウェブサイトは製本で紹介されるほど数が少ない時代でした。音声や映像のストリーミングを見て、 時代が変わると感じました。

 CPU :ペンティアム133MHzプロセッサ
 OS  :Windows95
 用 途 :Office、インターネット


・2004.12~ DELL スタイリッシュデスクトップ Dimension 4700C
DELL スタイリッシュデスクトップ Dimension 4700C
 大型のコンピュータを自宅に残して単身赴任したため、赴任先で購入しました。 小型のデスクトップPCで、液晶ディスプレイが付属していました。 各種サービスを提供するインターネットサイトが増加し、生活が便利になりました。


 OS  :Windows XP
 CPU他:PemtiumR 4 プロセッサ550、HDD:250GB、メモリ:2GB
 用 途 :インターネット(Skype、メール、買い物、ネットバンキング、ホテル・航空券予約・購入、旅行手配、音楽購入、宅配便、電報、郵便番号検索ほか)、 文章作成、プレゼン資料作成、表計算

参考
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Skype
ICT技術の今と昔 ~その4「1990年代から今」~


・2007. DELL XPS オールインワン
 大学生の娘に買ったもので、不要になって譲り受けて使ったもの。
 CPU :intel Core2 Duo
 OS  :Windows Vista


・2008.9~ 8.9インチミニノートパソコン FRO83PA-AAAA
      (hp製 MADE IN TOKYO)
8.9インチミニノートパソコン
 モバイルでインターネットに接続できる時代になり、無線カードが1円、PCが3万円台だったため、店頭で衝動的に買ったもの。 少し重かったものの、喫茶店でモバイルでインターネットに接続したり、Officeで仕事ができました。 モバイルルーターと組み合わせて軽量でインターネットに接続できるiPod touch や iPad を使用する以前に、モバイル用途で活用していました。

 構 成 :CPUクロック1.6GHz、メモリ2GB、HDD160GB
 OS  :Windows Vista
 周辺装置:eモバイル無線カード7.2Mbps
 用 途 :モバイル、インターネット

参考
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iPod touchi以前 ミニノートパソコンの時代


・2012.9~ REGZA PC(東芝製)オールインワン D732/T7FR
REGZA PC(東芝製)オールインワン D732/T7FR
 2004.12から使用してきた DELL スタイリッシュデスクトップ Dimension 4700C が故障したため、後継機種として、 Windows95以降初めて国産のパソコンを購入しました。18万円程度しましたが、さすが日本製だという安心感の得られるPCでした。


 構 成 :インテルCorei7-3610QM、メモリ8GB
 OS  :当初Windows XP → (2015.7) Windows10
 周辺装置:HDD2TB、Blu-ray BDXL、
      地デジ/BS/CS対応ダブルTVチューナー
 用 途 :Office(Word Excel PowerPoint)、インターネット、
      ウェブプログラミング

参考
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コンピュータ故障への対策は十分だったか?


・2016.5~ LIVA X2 MINI PC(台湾製)手のひらに載るデスクトップコンピュータ
LIVA X2 MINI PC(台湾製)

 小型でFANもなく、ウェブサイトの構築やブログの制作にも充分に使えるものです。 ただ、ブラウザで多くのサイトを同時に開いたり、ウィルスバスターが起動したときには、処理速度が遅くなるのを感じました。


 CPU :Intel Celeron N3050プロセッサ、2MB、1.6GHz、2コア2スレッド
 OS  :Windows10
 用 途 :ウェブプログラミング、ブログ制作、画像加工、
      サーバーへのアップロード、簡易映像編集、音声編集

参考
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ICT技術の今と昔 ~その5「再び、今」~


・2017.7~ ASUS(台湾製)E200H ノートPC
ASUS(台湾製)E200H

 メキシコでブログ制作とサーバーへのアップロードができれば良い、税関で没収されても諦められるという基準で購入した 2万円台の軽量なノートパソコンです。


 OS  :Windows10
 CPU :Intel Z8350 、 HDD:32GB
 用 途 :海外からの情報発信
      ウェブプログラミング、ブログ制作、画像加工、
      サーバーへのアップロード

参考
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メキシコに持っていくノートパソコン



 初めてコンピュータに触れてからこの43年の間に、ハードウェアやソフトの進化に伴い様々なコンピュータを使ってきました。


新しいコンピュータをどのように選んだのか

 これまで、コンピュータの処理速度や機能不足のために、 立ち上げやプログラムの起動などで待たされたり、ウィルス対策ソフトのために動作が遅くなったり、 ハングアップのために立ち上げ直したり、無駄な時間を随分費やしてきたと思います。 新しく買うコンピュータは、「時間を浪費しないこと」を最優先に考えました。

①レスポンスや処理時間が極めて速いこと
②「複数の同時処理作業」「動画編集」「3次元CG」「ゲーム」など大きな負荷に耐えられること
③コストパフォーマンスが良いこと
④自宅(オフィス)で固定的に使用するデスクトップコンピュータ
これらのことを考えて、周囲に使用経験者がいないため少しリスクを感じながらも、『ドスパラ』の製品から選ぶことを決めました。

 ホームページだけ見ていても性能が実感できないので、12月2日に『ドスパラ秋葉原本店』に行きました。 店員と話しながら、現物を見て触って、GALLERIA AXV に決めました。 これまでバックアップに使っていた外付けハードディスクも全て筐体内に収納できます。 マウスは、移動の幅を3段階で切り替えられます。

 CPU: AMD Ryzen7 3700X 8コア16スレッド
 グラフィック機能: GeForce RTX2060 SUPER 8GB
 メモリ:16GB、SSD:512GB、HDD:2TB
 OS:Windows10

参考
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GALLERIA AXV


コンピュータの受領から稼働開始まで

GALLERIA AXV 前面
①受領
 秋葉原で注文してから3日目の12月5日に、予定通り受領しました。
 実は、8時から12時の間に配達されると聞いてましたが、12時を過ぎても届かないので、 ドスパラに電話をして宅配便の『問い合わせ伝票番号』を教えて貰いました。 配達状況を確認をすると「配達中」となっていましたが、この確認を終えたらすぐに届きました。

DELLコンピュータで2回経験しましたが、注文してから製造に着手し、完成して出荷し、 アイルランドから日本へ、日本国内の配達状況までコンピュータで確認できることに驚いたのを覚えています。 今回はそれと比較して、製造から出荷・配達まであっという間で、100%国内生産の恩恵を受けることができました。

②PCの設定
 ・『はじめにお読みください』を読む
 ・PC本体の設置場所を確保
  電源ケーブル、ディスプレイ、プリンター、Wi-Fi、
  チューナーなどの配置の決定と配線
 ・受領品(本体・マウス・キーボード等)の確認
 ・製造番号の記録、ディスプレイ(HDMI)/
  キーボード・マウス(USB)/LANケーブルの接続
 ・電源ケーブルの接続
 ・Windowsのセットアップ
 ・PINの設定


③ブラウザ
 ・使い慣れた Google Chrome をダウンロードし、インストールする。
 ・使っていたコンピュータのブラウザから Bookmark をインポート。


④回復ドライブの作成
回復ドライブ
 取説には、『32GB USBフラッシュメモリー』を用意すると書かれていますが、 「32GBのSDカード」を「USB変換アダプタ」に差し込み、これを回復ドライブとしました。 32GBのSDカードを抜き、メモリーケース内に『回復ドライブ』と明記して、PC本体内に保管しました。

⑤アプリ
 アプリがインストールされていないコンピュータは、ただの箱です。 故障したREGZA PC(東芝製)や、バックアップで使用していたLIVA(台湾製)でやっていたことが何もできません。 同じ環境を一刻も早く復元したいと思いました。

 まず、バックアップで使用していたLIVAで、「LIVAからドスパラへ移行」というフォルダーを作成し、移行すべきデータ等をここにコピーします。 これを新しいコンピュータに持っていきます。ただし、ダウンロードサイトから新しいソフトをダウンロードしてインストールすることを基本にします。 つまり、自分はこれまでどんなアプリを使っていたかを知って、新しいソフトをダウンロードします。

以下、いずれもタスクバーにピン留めします。
Lhaplus(圧縮/解凍)、NoEditor2(エディター)、paint.net(画像加工)、 プリンタードライバー、Win Shot(画像の切取り)、ペイント(Windowsアクセサリから)、 FFFTP(FTP通信)、SitemapCreator5(sitemapの自動作成)、 背景(Windows個人用設定の背景)、LosslessCut(簡易映像編集)、 QR Code Editor(QRコード作成)、Audacity(音声編集)、 ウィルスバスター(契約更新まで900日以上あるので標準装備のソフトを削除してインストール)、 Skype、宛名印刷(年賀状住所印刷用)、他。

 何気なく使っているコンピュータも、これだけ多くのソフトに支えられていたのだと改めて気づきました。 また、時間をかければ復元できますが、「どのようなソフトを使っているのか、どのようにインストールするのか」を記録に残しておくことは、 円滑に作業を進めるうえで大切なことだと感じました。

使用感

GALLERIA AXV 背面
 使い始めてまだ一週間なので、充分な評価はできませんが、 『立ち上げやプログラムの起動などで待たされたり、ウィルス対策ソフトで遅いと感じたり、 ハングアップして再立ち上げしたり、ギガバイトクラスのファイルコピーで何十分も待たされたり』 といった不快感は全くありません。

 ログイン完了迄が35秒、シャットダウンが5秒、コンピュータを使うのが楽しくなるほど軽快に動いてくれます。 作業効率が大幅にアップしました。

新しいコンピュータには、「時間を浪費しないこと」を期待していましたが、充分に満足な結果が得られました。

 時の流れは速いもの、時間ほど貴重なものはありません。 その時間を無駄づかいさせないこのコンピュータは、良い買い物だったと思います。
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