スマホと生活習慣の変化

2019.12.31 岡田定晴
 思い出の街(作曲:Amacha)

 ガラケーからスマホに切り替えたのは、2018年12月16日でした。それから一年が経過しました。 この機会に、スマホによって生活習慣がどのように変わったのかをまとめ、令和元年を締めくくることにしました。

①電話やメールよりも『LINE』

LINE
 長年、ガラケーやiPadで、携帯メール、ショートメール(SMS)、icloudメール、gmailやYahooメールなどのwebメール、 Skypeなどを使ってきましたが、スマホにインストールされたLINEがすべてを変えてしまいました。 数ある通信手段が一本化されてしまうほど、大きなインパクトがありました。

LINEは、メール(メッセージ)、画像、動画、スタンプ、音声電話、テレビ電話、音声メッセージ、ビデオメッセージ、グループ通信、広告など、 あらゆる通信を統合的に扱うことができるアプリで、マンマシンインターフェースが優れていて、従来のメールやSkypeに比べ格段に使い易いものになっています。

LINEは「ガラケー」では使えず、「スマホのようなガラケー」でも非常に使い難いアプリで、スマホで初めてその能力が引き出せるアプリです。 いつでも、どこでも手軽に情報交換のできるこの優れたアプリが生活を一変させました。

私は、従来の通信手段で何不自由なく、使ったことのないLINEは面倒だと思っていました。 子供たちに誘われることがなければ、LINEの便利さを享受することなく過ごしていたことでしょう。 私の周囲には、一年前の私と同じようにLINEの恩恵を受けることのない人が、まだ大勢います。

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LINEのグループ機能でつながる高齢者
スマホのようなガラケー



②何でも写真に撮って記録する

写真に撮る
 iPhone8の解像度は、4032×3024pixもあります。 スマホにできなくてデジカメにできることは、フラッシュやズームです。 だから、明るいところで目に見えるものを撮影するにはスマホで十分です。 印刷された文字の情報や、風景写真だけでなく、動画の撮影も簡単です。

病院の待合室で読んであとで読み返したいと思う記事(特に健康や医学関連の情報)や、友達に見せたい風景、 外国に住む孫に送ってあげたい日本の歌(TV画面の動画撮影)、家族の写真など気軽に撮影して、保存したりその場でLINEで送信します。 メモを取る必要もなく、あとで情報を得て活用できるので、これほど便利な道具はありません。

スマホの『カメラ』『写真』『Dropbox』などのアプリが活躍します。 スマホで撮影した写真や動画は、スマホの外部に送って整理しなければ、スマホのメモリがすぐ満杯になります。 Dropboxは、大量の写真をパソコンに送るのに、gmailやDriveは動画をパソコンに送るのに活用しています。

③『高解像度降水ナウキャスト』で傘を判断する

高解像度降水ナウキャスト
 家を出る時に、雨は降るのか降らないのか、いつどの程度の雨が降るのか、折り畳み傘で充分なのかという情報は必要なものです。 また、駅に到着した際に強い雨が降っているときは、どのくらい待てば雨が止むのか、或いは雨が弱くなるのかがわかれば駅で本を読んだり買い物をして待つことも可能です。

こうしたときに利用するのが『高解像度降水ナウキャスト』です。
①傘を持たずに出かけて雨に降られて、急遽コンビニで傘を買うこと
②傘を持って出かけたのに雨が降らなかったり、傘を何処かに忘れること
③雨の中ずぶ濡れになって家に帰ったら雨が止んだ
などといった無駄が無くなりました。

『高解像度降水ナウキャスト』を利用する以前は、外出のたびに何度も傘を買わざるを得なことがありましたが、 もうそのようなことは無くなりました。

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高解像度降水ナウキャスト



④テレビはスマホで見る

スマホで見るテレビ
 私は、『テレビは、特にドラマや音楽番組は、大画面で綺麗な映像と音声で視聴するもの。』と思っていますが、ニュースや報道番組はスマホでも我慢できます。 家族の間で見たい番組が違うとき、今見たいスポーツの生中継でチャンネルの奪い合いになるときは、スマホでテレビを見ます。 ニュースや報道番組は、映像を見ずにラジオのように音だけを聴くこともあります。

最近、BS-TBSの報道1930、BS-フジのプライムニュースはインターネット無料ライブ配信が始まり、BS日テレの深層ニュースは見逃し配信ができ、スマホで簡単にテレビ番組が視聴できるようになりました。 NHKのテレビ放送のネット常時同時配信は、少しブレーキがかかってしまったようですが、時代の要請に応じて一刻も早く実現して欲しいと思います。

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iPadで見るテレビ
NHKテレビ放送のネット常時同時配信



⑤『eお薬手帳』

eお薬手帳
 病院に出かけるときに診察券と健康保険証は忘れないのに、そのあとに行く薬局で必要になる『お薬手帳』のことは頭に浮かびません。 このため、お薬手帳があれば払う必要のない『薬剤服用履歴管理指導料』を、毎回53円支払っていました。 この夏、薬局で『eお薬手帳』のパンフレットを見つけ、その場でアプリをダウンロードしました。 年末までに5回使用しました。もうお薬手帳を忘れて、その都度53円を余計に支払わされることもなくなりました。 薬局の担当者の目の前で、保険調剤明細書に印刷された3つのQRコードを読み取り、読み取った内容を確認しています。

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eお薬手帳



⑥スーパー地形とヘルスケア

スーパー地形
「スーパー地形」というアプリがあります。980円で買いました。 地図の上に、移動した軌跡が描け、その記録を残したり再現することができますます。 移動した距離や、スタートからどれくらいの時間が経過しているのかも記録されます。 ある地点から別のある地点が見通せるかの判断や、断面図を描くことも簡単にできます。 ウォーキングの必需品になりました。

⑦時計

時計
 毎日お世話になるアプリが『時計』です。単純な機能ですが、世界時計、アラーム、タイマー、ストップウォッチは生活に欠かせません。

世界時計:海外にいる子供への連絡に
アラーム:目覚まし時計に
タイマー:調理や目薬などに
ストップウォッチ:ウォーキング時間の計測に

⑧QRコードリーダー

QRコードリーダー
 スマホが普及し、QRコードリーダーが簡単にダウンロード出来るようになって、誰もがリーダーを持ち歩いている状況になりました。

新聞やテレビ、乗り物や駅のポスター、選挙の候補者のポスター、株主総会の議決権行使書、順番待ちのシステム、人間ドックの予約案内はがき、パンフレットなど、 日常生活のあらゆる場面でQRコードが使われ、ウェブサイトへ誘導されるようになりました。

私自身もQRコードを年賀状やウェブサイトに貼り付けて、ワンタッチで目的のサイトへ誘導しています。

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QRコードの利用でパソコンより便利になるスマホ



⑨ワンタイムパスワード

ワンタイムパスワード
 『OSをハッキングし、あなたのメールアカウントからメッセージを送った。』という恐喝メールを受け取って、メールのセキュリティを強化するための手段のひとつとして、 ワンタイムパスワードの仕組みを導入しました。 メールにログインする際に、メールソフトから求められたとき、iPhoneのアプリを起動して『ワンタイムパスワード』を受け取り、表示された数値を入力してログインします。 いつもと違うコンピュータからログインしようとしたときや、暫くメールを使わなかったときにワンタームパスワードを求められるので、スマホのアプリを起動して対応するようになりました。

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恐喝メールで認識したセキュリティ強化の重要性
2度目の恐喝メールでわかった嘘



⑩就寝前のスマホの利用

 布団に入ってから「iPad」を使おうとすると、それを支えるには手の負担が大きく、眠りかけるとベッドの下に落としたり顔の上に落ちてきました。 ですから、すぐに眠ることにしていました。しかし、スマホは軽くて布団の中で上を向いていても操作が楽なので、ついスマホに熱中してしまいます。 NHK NEWS WEBやGoogleニュース、auでんき、将棋など、ウェブサイトの閲覧やアプリを起動してしまいます。 でも体に良くないので、寝る前にスマホを使う習慣を改めようと努力しています。





渋谷
新国立競技場
 世の中にスマホが普及しても、タブレットPCとガラケーの組み合わせで同じことができるからと考え、 頑なにスマホを持たなかった私が、一年間スマホを使ってみて、全く違う世界があることを思い知らされました。




タブレットを鞄に入れてガラケーを身に着けていることと、スマホを身に着けていることは全く別のことです。 スマホを持つことは、『常にインターネット環境を身に着けている』ということです。




ここに掲げた例は、まさに身に着けたスマホだから使えるものなのです。 鞄の中ではダメ、身に着けていなければ使えないのです。

新しい年、令和2年は、いよいよ東京オリンピック。 ICT(情報通信システム)が、この先どのように飛躍していくのか、ワクワクしています。

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※1 ガラケーからスマホへ その1~
※2 ガラケーからスマホへ その2~
※3 スマホで利用価値が高まるアプリ
※4 スマホのホーム画面と利用価値の高いアプリ

渋谷スクランブルスクエア屋上
















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